日常会話とカウンセリング

みなさんこんにちは、心理学について学んでみたいけど専門的な用語も多くよくわからないと感じている人もいるかもしれません。

まず、カウンセリングとはどのようなものなのかを簡単に説明すると、言葉を用いて行うもので会話や対話のなかからクライアントが悩んでいることを解決していきます。

一般的にカウンセリングを行う人をカウンセラーと呼び、カウンセリングを受ける人をクライアントと呼びます。呼び方にはさまざまなものがあるのであくまでも一般的なものとして認識してくださいね。

1、日常会話は表面的な会話に過ぎない

そもそもカウンセリングと毎日使っている日常会話には、どんな違いがあるのか疑問に思っている方もいるかもしれません。同じように相手がいてこそ会話が成り立つものですし、日常会話でカウンセリングとして認識することはありませんよね。

圧倒的な違いとして日常会話の場合、基本的に相手が聞かれて嫌なことは質問しません。
具体的な会話例について紹介します。

例えば、
「最近旦那さん見かけないけど元気?」
「うん、まあ元気ですよ」
と返されたとします。
いつもはそんなことないのに、この話題を避けるかのようになんとなく目をそらしたり距離を置かれてしまった経験はありませんか。

知り合いだったりたまに会って話す程度のご近所さんの場合、「なにかあるのかな?」と思っても、それ以上は聞こうとはしませんよね。内心はうまくいってないのかな?別居?など疑問に思うところはあっても、それ以上踏み込んでしまうのはマナー違反です。

なかには相手の気持ちを考えずにズカズカ聞いてしまうような人もいるかもしれませんが、相手を思い自然と知らぬふりをするものです。

特に大人になればなるほどあまり深入りしないで、適度に良好な関係を築けるようにするはずです。会話をさらっと流して聞かなかったことにすることだってあります。これは人間同士がうまく付き合っていく上でも必要な態度や行動です。

2、行動の変化を起こすカウンセリング

でもカウンセリングはどうでしょうか。クライアントとの会話を通して相手の問題を解決したりなにか新しい変化を起こす必要があります。そのため本質を避けるような表面上の会話だけではカウンセリングにはなりません。

カウンセリングは日常会話であれば聞かないことも尋ねなくてはいけないことがあります。もちろん人によってもカウンセリングですぐに心をひらいてくれる人もいれば、なかなか心をひらいてくれない人もいます。相手に合わせてカウンセリングの方法も変えていかなくてはいけません。

特に私が学んでいるロジャース来談者中心療法においては、クライアントが変化するためには必要に応じて十分な変化の三カ条として「共感的理解」「肯定的配慮」「自己一致」の条件がクリアされてこそクライアントに対して有益な変化が生じると考えました。

そもそもカウンセリングの語源が生まれたのは、かつて医療行為なのではないか?と否定される事態が起きていましたが、治療行為ではないことを表現するためにカウンセリングと名前を変えたと言われています。

いかに深い部分、それこそクライアント自身が気づいていない部分まで踏み込まなくてはいけないこともあります。悩んでいたり問題になっている部分が過去の誰にも話したくないようなことかもしれませんよね。それを見て見ぬ振りするようなカウンセラーはいません。

3、まとめ

日常会話とカウンセリングの圧倒的な違いについて、わかっていただけたでしょうか。両者とも相手あっての会話ではありますが、表面的な関係を築く日常会話と、深層心理まで深く入り込み相手の考えや行動に変化を起こすカウンセリングは全く異なるものです。