人と人とのコミュニケーションの中で最も重要なことは、「聴くこと」であるとされています。
聴くことは、一見単純で、受け身的なことのように思われるかもしれませんが、実は、信頼関係を築くためには、必要不可欠なスキルです。
多くの人はコミュニケーションにおいて、「話すこと」の方が重要だと思っている方が多いと思いますが、実は聴くことが最も重要です。
本記事では、人と関わるために役立つ聴くスキルを身に付けることで、信頼関係を築くことができる方法をご紹介いたします。
「聴く」というスキル
相手の話を聞くことで、相手が自分にとって大切な存在であることを示すことができます。
また、相手が話したことに関心を示し、理解を示すことで、相手は自分に価値を見出すことができますし、相手が悩みや問題を話した場合、それに共感し、自分の体験や考えを話すことで、相手に対して理解を示すことができます。
これにより、相手が気持ちを開放し、自分に対して本音を話すことができます。
つまり、「この人は、自分のことをわかってくれている」と思ってくれることで、相手はあなたを信頼してくれるようになります。
- あいづちを打つ
相手の目を見て心から、「うん」、「はい」など返事をします。 - おうむ返し
相手の話す言葉の一部、または全部をそのまま繰り返します。
例えば・・・
・話し手「ここのところ残業が多いのに誰も手伝ってくれないんですよ!」
・聞き手「誰も手伝ってくれないのですね。」
たったこれだけのことでも相手は、気持ちを受けてもらえたという充足感や自分が大切にされていると感じます。 - 共感する
相手が話す内容に共感することで、相手の感情や思いに寄り添うことができます。 - 質問をする
相手が話した内容に関する質問をすることで、相手に対して興味を持っていることを示すことができます。
このように、「聴く」ということは、信頼関係を築くための最も重要なスキルなのです。
逆に、ダメな例として、相手の話を聞かずに自分の話ばかりをする、相手が話している最中に携帯電話や他の人に興味を示すなどが挙げられます。
まとめ
相手の話を聴くことは、信頼関係を築く上で最も重要なスキルの一つです。
聴くことで相手に対する興味を示し、共感することができます。あいづちを打つことやおうむ返しをすることで、相手の気持ちを受け止めることができます。
是非、聴くスキルを身に付け、より良いコミュニケーションを築き上げましょう。
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