No.61 初対面の人と簡単に打ち解ける方法

初対面の人との会話は、緊張や気疲れの元となりがち。相手の性格や考えがまだわからないため、どんなトピックを選び、どう話を進めるか悩んでしまうことも。

しかし、心の距離を自然と縮めるためのシンプルな方法が実は存在します。

この記事では、その方法やビジネスシーンでの応用法、そして自らのアクションの価値について、具体的に解説していきます。

心の距離を縮め、円滑なコミュニケーションを実現する秘訣を、ぜひ手に入れてください。

初対面の人と簡単に打ち解ける方法

初対面の相手との会話って気疲れしませんか?
それは、相手の性格がわからないので、相手を探りながらの会話を行うからです。

初対面の人との間には見えない壁があるように感じるかもしれませんが、以下の心理的な距離を縮める3つのポイントを使うことで、その壁は意外と薄いものであることに気づくでしょう。

  1. 共通点を見つける
    初対面の相手と打ち解けられる一番の方法は、共通点を見つけることです。人は自分と似ている部分を持つ人に親近感を抱きやすいのが心理的な特性です。初対面の相手との会話で共通の趣味や興味を見つけることができれば、それだけで距離感はグッと縮まります。
    たとえば、「最近読んだ本はありますか?」と質問することで、共通の興味が見つかる可能性があります。出身地、趣味、音楽、スポーツ、何でも結構です。
  2. 相手から話を引き出す
    「何か話をしなければ…」話す内容を考えること自体が苦痛です。人は自分の話をするのが好きです。そのため、相手に焦点を当て、質問をして話を引き出すことで、相手は自分を開示することが増えます。これにより、信頼感が生まれるのです。「今日はどこから来られましたか?」「この場所には初めてですか?」といった簡単な質問から始めると良いでしょう。

    自分の失敗談を話す

  3. 自分の失敗談を話す
    人の失敗談を聞くと、なんだか安心しませんか? 失敗談には、相手の緊張をほぐし、心理的な距離が縮まる効果があります。それは、自分の完璧でない部分、つまり失敗談を共有することで、相手に「この人も完璧じゃない」という安心感を与えることができるからです。また、ユーモアを交えた失敗談は、雰囲気を和やかにする効果もあります。ただし、話す内容は場の雰囲気や相手との関係性に注意しながら選びましょう。

これらのポイントをうまく活用することで、初対面の人とも短時間で深い関係性を築くことができるのです。

ビジネスシーンでの実践法

ビジネスの現場では、初対面の人との関係性がその後の仕事の進行や取引の成果に直接的な影響を及ぼすことが多々あります。そこで、前章で紹介した3つのポイントをビジネスシーンに適用した具体的なアプローチをご紹介します。

  1. 商談や打ち合わせの冒頭でのアプローチ
    商談や打ち合わせの冒頭は、互いの関係性を築く大事な時間です。共通点を見つけるためには、相手の会社や業界の動向についての情報を事前にリサーチし、それを話題に出すことで関心を示します。また、「前回の打ち合わせで触れられていた○○について気になっています」など、前回の情報を引用することで、相手の話を重視していることを伝えることができます。
  2. プレゼンテーションや会議での関係性構築
    プレゼンテーションや会議においては、多くの人の前で話す機会が増えます。このとき、自分の失敗談や経験を織り交ぜながらの話し方は、一方的な情報提供から対話型のコミュニケーションへとシフトさせる効果が期待できます。具体的には、過去のプロジェクトでの失敗や成功の経験をシェアすることで、聞き手との心の距離を縮めることが可能です。

これらの方法を実践することで、ビジネスシーンにおいても初対面の人との関係性をスムーズに築くことができるでしょう。

最初に心を開いた方が価値がある

こちらが快く話しかけても、興味がなさそうな態度をしたり、目すら合わせようとしなかったり、またはそっぽを向いてしまう人が少数ですが必ずいます。

いろんな人がいます。それでもあなたは自ら声をかけることを実践してください。

人から声をかけられるのを待つより、結果はどうであれ自ら声をかける方が何倍も価値があることです。

人間関係の形成において、自らの姿勢は非常に重要です。特に初対面の相手とのコミュニケーションでは、こちらが積極的な姿勢を取ることで、多くの可能性が開けることがあります。

確かに、自ら積極的にアプローチをすると、全ての人が快く受け入れてくれるわけではありません。しかし、それでも自ら行動することのメリットは大きいのです。

心がオープンで、壁をつくらず、勇気をもって、素直なコミュニケーションをする人たちに、幸せの神様はいつも微笑んでいるように思えます。

そのため、待っているだけではなく、自らの心を開くことが第一歩です。

まとめ

初対面の人とのコミュニケーションは緊張するもの。しかし、共通点の発見、相手からの話の引き出し方、そして自らの失敗談の共有など、心の距離を縮める方法は実はシンプルです。

ビジネスシーンでの実践も大切。何より、自らの心を開き、積極的にアプローチすることが最も重要。待つのではなく、自ら行動を起こすことで、人間関係の土台が築かれます。

これらの方法を活用し、より良い関係性を構築していきましょう。

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