聴き方で大切なこと

聴き方=傾聴とは、クライアントの人間関係を豊かにするための技法です。表面上の会話だけに留まらず、深いレベルで相手を理解すること、気持ちを汲み取って共感する聴き方とされています。

相手の信頼を得るだけでなく人間関係のトラブルを防ぐこともできます。話を聴くというのはとても難しいもので、尊重する気持ちや相手の為に何かをしてあげたい気持ちです。

1、話がしたいと思えるようなカウンセラーになる

ただクライアントの話に耳を傾ければいいだけではありません。カウンセリングではただの日常会話とは違い、相手の深い部分まで、時には嫌な気持ちになることまで深堀りして話を聴くこともあります。

そのため相手が話しにくくなんとなく濁したことに対して、聞き流すのではなく、踏み込んで話を聞かなくてはいけないこともあります。

カウンセラーには相手がなんでも話せる状況を作ることが求められるのです。もしあなたがクライアント側に立ったとして、どんな人なら心を開いて話をしてみたいと思いますか。なんでも相談でき、また会いたいと思えるようなカウンセラーとはどんな存在ですか。
それを考えてみると自ずと答えは出てくるはずです。

2、上から目線の考え方では嫌がられる

聴き方のスキルを身につけることで相手を救い出してあげられると考えているのであれば、上から目線の考え方になってしまい高圧的な態度に取られかねません。「話を聴いてあげる」「相談にのってあげる」などの上からの態度の相手に心を開いて話したいとは思いません。

これはカウンセリングだけに関わらず、職場でも家庭でも恋人関係でも上から目線の人とは距離を縮めたいとは思いませんし、無意識のうちに距離を取ってしまいます。「この人とは合わないな」とか「話しにくい人だな」と気持ちを持つはずです。

カウンセリングでは聴き方こそ重要なもので、相手が心地よいと思えるような状態を作る必要があります。クライアントに対して尊重する気持ちを持ち、話を聴くのは自分が興味を持っているからではなく、「相手のために話を聴く」ということです。

3、カウンセリングに大切なのは人の温かさ

カウンセリングだけにかかわらず、相手の話を聴く技法はさまざまな場面で役立ちます。思わず話をしたくなり、この人なら信頼できるなと思われるカウンセラーってどんな人だと思いますか。もちろん相性もあるので一概にはいえない部分もあると思います。私は、相手を思いやる温かな人間性ではないかなと思います。心の底から相手の為になってあげたいと思う気持ちは、必ずクライアントに伝わります。

相談に訪れているクライアントのなかには「私なんて…」物事をネガティブに捉えてしまっている人もいるはずです。過去のトラウマから前に進めなくなっているクライアントに対して、本当に悩みを改善してあげたい、前に進むきっかけを作ってあげたいと思っている人なら、言葉や言動にも出ますし自然と信頼関係が築けるようになります。

もちろん話を聴くのは難しい技法でもあるので何度も何度も繰り返し実践していきながら、経験を積むことも大切です。どんなに勉強をしていても最初からうまくできる人のほうが稀な話でしょう。あなたの人間性が出るのが聴き方でもあるのです。

4、まとめ

聴き方の大切なことはあなたの人間らしさを出すこと、経験を積んでいるからこそできる人としての温かみを出していきましょう。たくさんのカウンセラーがいるなかで、あなたに相談したいと思ってもらうためには、ただ話を聴いているだけでは解決できません。

心の奥深くまで話をしたい、信頼できる存在だと思ってもらえるカウンセラーを目指しましょう。また聴く経験を積むことも重要ですよ。