「言った言わないのトラブル」は誰もが経験したことがあるのではないでしょうか?
このトラブルは聞き手と話し手のどちらか、もしくは両方に原因があります。
本記事では、トラブルを回避するための具体的な方法をご紹介します。
言葉のすれ違いを防ぎ、円滑なコミュニケーションを実現しましょう。
言った言わないのトラブル回避法
言った言わないのトラブル、あなたも経験があると思います。
このトラブルが発生してしまうのは、1)聞き手 2)話し手 のどちらか、もしくは両方に原因があります。
1)まず、聞き手側の原因について考えてみましょう
最大の原因は、言われたことを聴いていなかったということになります。
聞き手側の原因による言った言わないのトラブルを回避するためには、相手の話を「聴く」ということが重要です。単に聞くだけでなく、聴くことに意識を向けることで、コミュニケーションの質を高めることができます。
「きく」には、『聞く』と『聴く』があります。
『聞く』は、音として耳に入れることで、ただ聞いているだけの状態です。一方、『聴く』とは、相手の話を音として耳に入れるだけではなく、漢字の通りに耳と目と心で受け止めることです。
相手の言葉をただ聞き流していると、話が記憶に残らず、「そんな話は聞いていない!」というトラブルにつながることもあります。
聞き手として大切なことは、相手の話を『聴く』こと。
つまり、相手の意図・心意をきちんと理解するということなのです。
相手の意図や心意を理解するためには、以下の方法が役立ちます。
まずは、相手の話に集中し、目を合わせて聴くことで相手に対する関心を示しましょう。また、相手の言葉だけでなく、表情や身振りなどの非言語コミュニケーションも注意深く観察しましょう。
そして、言葉に意識を集中し、相手の伝えたいことを正しく理解することです。
最も大切な方法は、「つまり、あなたの言いたいことは〇〇ということですか?」と確認することで、言った言わないのトラブルを回避することができます。
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2)次に、話し手側の原因について考えてみましょう
話し手に原因があるとすれば、相手がきちんと聴いてくれたかどうかを確認しなかったことです。
話し手としても責任があるとすれば、相手がこちらの話をどのように受け止めているのかを確認しなかったことが原因となることがあります。
こちらの意図することを理解してくれたのかどうか、受け入れてくれたのかそうでないのかなどを確認せずにきっとわかってくれたに違いないという淡い期待をしているだけなのです。
自分の話したいことだけ話すのは、一方通行になりますので、会話の途中で、相手の意見や感想を話させて、何をどのように受け取っているのかを確認することが必要です。
具体的なアプローチとしては、相手の言葉を要約して返す、質問を挟んで相手の意見を引き出す、相手の反応を注視して理解度を確認するなどがあります。
「私の意見は〇〇だけど、それに対してのあなたの考えを聞かせてくれますか?」
このように、会話の途中で相手の意見や感想を確認することで、相手の意識とのズレを最小限に抑えることができます。
また、ただ話すだけではなく、相手がきちんと聴いてくれたかを確認する姿勢も重要です。
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まとめ
言った言わないのトラブルを回避するためには、聞き手と話し手の両方に注意が必要です。
聞き手は相手の話を「聴く」ことで意図や心意を理解し、話し手は相手の理解や受け入れを確認することでコミュニケーションを円滑にします。
そのためには、相手がこちらの意見をどのように受け取ったかをフィードバックしてもらうことをクセにするといいでしょう。
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