人とのコミュニケーションにおいて、言葉以外のしぐさがどれだけ重要かご存知でしょうか?
「メラビアンの法則」と呼ばれる、他人から受ける情報のうち93%が表情やボディランゲージ、声のトーンやリズムなどで、言葉により受ける情報は、わずか7%しかないという説があります。
つまり、相手に与える印象を左右するのは、言葉よりもむしろしぐさや表情なのです。
本記事では、相手に好意を与えるしぐさと、拒絶されやすいしぐさについてご紹介します。
しぐさを意識することで、相手との信頼関係を築き、コミュニケーションをスムーズに進めることができます。
相手に好意を与えるしぐさ
人とのコミュニケーションにおいて、しぐさは重要な役割を担っています。
言葉以外のしぐさは、実際に相手が受け取る情報の大部分を占めているとされています。
中でも相手に好意を与えるしぐさは、人間関係を築く上で非常に重要です。
ここでは、相手に好意を与えるしぐさの中でも、特に有効なうなずき、スマイル、オープンポーズについて解説します。
- うなずきの効果
「うなずき」は、相手からすれば、自分の話を積極的に受け入れている印象を持たれるので、相手にとって好感度が上がります。逆に一度もうなずかない場合は、下がります。 - スマイルの効果
スマイルは相手に対する好意を表す一番基本的な方法です。スマイルがあることで、相手の心を和ませることができますし、相手は自分が受け入れられていることを感じ、自己肯定感が高まります。自然な表情で行うことができればよりベストです。 - オープンポーズの効果
オープンポーズは、体を開いた姿勢で相手に対してオープンである印象を与えることができます。たとえば、腕や足を開いて座るなどのポーズは、相手に自分を受け入れてもらおうとしている姿勢として受け止められます。これにより、相手は自分を信頼してくれていると感じ、良好な関係を築くことができます。
拒絶されやすいしぐさ
腕組み、身体を前に出す姿勢、口元を引きつらせるしぐさは、相手に拒絶されやすいしぐさです。これらのしぐさをすることで、相手に不信感や距離感を与えることがあります。
まず、腕組みは、自分の縄張りを守るしぐさ、つまり心を閉じている状態になりますから、相手に対して防御的な印象を与えるため、好意を持たれにくい傾向にあります。
さらに、口元を引きつらせるしぐさも拒絶されやすいしぐさの一つです。口元を引きつらせることで、怒っている、嫌なことを考えているなどの印象を与えるため、相手に不快感を与えることがあります。
これらのしぐさをすることで、相手とのコミュニケーションが円滑に進まないことがありますので、自分のしぐさに気をつけることが重要です。
相手との信頼関係を築くためには、オープンな姿勢を取り、相手の話を聞くことが大切です。
まとめ
本記事では、相手に好意を与えるしぐさと拒絶されやすいしぐさについて解説しました。
相手に好意を与えるしぐさは、うなずき、スマイル、オープンポーズが効果的であることが分かりました。一方で、拒絶されやすいしぐさには、腕組み、口元を引きつらせるしぐさなどがあります。
これらのしぐさは、相手に与える印象を大きく左右するため、気をつけて使い分ける必要があります。
相手とのコミュニケーションにおいて、しぐさの力を上手く活用し、良好な人間関係を築くことができるようになりましょう。