No.55 頭の中を楽しく整理していく方法

思考が詰まる、何から話して良いかわからない、あるいは話すことが止まらない、そんな経験はありませんか?

これらは頭の中が整理されていない証拠です。

私たちは自分の思考や感情を理解し表現するために、自然と話す行為を通じて思考を整理しようとします。しかし、これを効率的に行うためには何らかの方法が必要です。

この記事では、頭の中を楽しく整理していくための具体的な方法をご紹介いたします。

頭の中を楽しく整理していく方法

話すことが大好きな人は、ついつい喋り過ぎてしまうということがあります。

それは私たちが、話しながら自分の思っていることや考えていることを整理していく性質をもっているからです。

自分が悩んでいることを友達に話していたら、いつの間にか自分自身で解決策にたどり着いた、そんな経験ありませんか?

これは、話すことが頭の中で起こる思考の流れを具体化し、それによって新たな視点や答えが見えてくるからです。話し続けることで、まだ把握できていなかった自身の考えや気持ちを探し、それを整理し、明確にする試みが働いています。

ただし、話を聞いてもらうには聞いてくれる相手がどうしても必要になりますから、思考を整理するための一人でできる方法をいくつかご紹介いたします。

以下に具体的な手法をいくつかご紹介します。

  1. 日記をつける:

    日記をつけることが良いといわれるのは、書くことによっても思考が整理され、解決の糸口が見えてくるという効果があるからです。特に、悩みや問題を抱えていなくても、自分の中で感じていることや起こった出来事について日記に書く習慣ができていると、友達に話す際に、話を簡潔にまとめることができると思います。

    日記を書く際のポイントは、自分の感じたこと、考えたことを率直に書き出すことです。一日の終わりに、その日感じたことや思ったこと、起きた出来事を振り返り、自分の言葉で書き留める習慣をつけましょう。これにより、自分の中で起こっている思考や感情の流れを整理し、自己理解を深めることが可能となります。

  2. ボイスレコーダーを使う:
    スマホのボイスレコーダーや音声メモ機能を使って、あなたの思考や考えを話します。ポイントはあたかも人前でしゃべっているかのように話すことですこれはまるで他人に説明するかのように自分の考えを述べ、それを聴き返すことで自己理解を深めます。
  3. フリーライティング:
    決まった時間(例えば15分)に自分の思っていることを止まらずに書き続ける方法です。これは自分の無意識の思考を表面化させ、新たな発見をするのに有効です。

これらの手法を日々のルーティンに組み込むことで、自分だけの思考の整理法を見つけることができます。

まとめ

「頭の中を整理する」とは、思考を明確化し、表現する力を高める重要なスキルです。

自分の考えや感情を話すこと、あるいは文字に書き出すことで、思考が整理され、自己理解が深まることを学びました。具体的な方法としては、日記をつける、ボイスレコーダーを使う、フリーライティングを行うなどが挙げられます。

日々の生活にこれらを取り入れて、楽しく自己理解を深めましょう。

こちらの記事もおすすめです↓

傾聴のスキルを使った強力なワーク「シンク&リッスン」
人間関係力を上げる努力を組織で行い、効果的なコミュニケーションを日頃から心がけておく必要があります。その、ポイントとして、・・・ 相手の話を聴く、傾聴するスキルの活用 傾聴のスキルを使ったワーク=シンク&リッスンの2点を...
意識の5段階 ニューロ・ロジカル・レベル
NLP心理学の代表的な人物の一人であるロバート・デュルツ氏が提唱したことでも知られているのが「ニューロ・ロジカルレベル」です。人間が物事をどうやって捉えているのかを「環境」「行動」「能力」「信念・価値観」「セルフイメージ...