質問することは、情報を引き出し、相手と深くつながるための重要なツールです。
しかし、適切な質問を作るのは難しく感じることもあるでしょう。本稿では、「5W2H」を使った質問の練習を通じて、会話を豊かにするスキルを身につける方法を解説します。
具体的な技術と実用例で、質問上手への一歩を踏み出しましょう。
質問上手になるための5W2H
相手の話を広げるために「何か質問をしないと…」このように意識して、逆に何も浮かんでこなかったりすることがありませんか?
そこで質問上手初級編として5W2Hでの質問を考える練習をしておきましょう。
「5W2H」は、効果的なコミュニケーションを行うための質問のフレームワークです。
「5W」は、「Who(だれが)」「What(何を)」「Where(どこで)」「When(いつ)」「Why(なぜ)」の頭文字を表し、「2H」は、「How(どのように)」と「How much(いくらで、どのくらい)」の頭文字を指します。
これらは全て情報を詳しく尋ねるためのキーワードで、会話の中で足りない情報を引き出すためのツールとして使用します。
例えば、相手が「昨日、映画を観に行った」と言ったとき、5W2Hの視点で質問を考えるとこのようになります。
- 「誰と行ったの?」
- 「どの映画を観たの?」
- 「どの映画館で観たの?」
- 「何時に観たの?」「なぜその映画を選んだの?」
- 「どのような気持ちで観たの?」「チケットはいくらだったの?」
などといった具体的な質問が思いつきますから、相手の話の中で、足りない情報を補うような質問を相手に投げかければOKです。
このように意識すると、いくらでも質問は考えつくと思いますし、仕事上でも大変役に立ちますので、普段から5W2Hの質問を意識しながら相手と会話してみてください。
5W2Hを使った質問術
5W2Hを使用した質問術を効果的に活用するには、対話中の話題に関連する具体的な情報を尋ねることを意識しましょう。
例えば、相手が「先週、新しいプロジェクトを始めました」と話した場合、「何を(What)」や「なぜ(Why)」を尋ねることで、そのプロジェクトの詳細や背景を深く理解することができます。
「何のプロジェクトを始めたのですか?」、「そのプロジェクトを始めるきっかけは何でしたか?」といった質問が考えられます。
また、相手がビジネスの成功体験を話した場合、「どのように(How)」を尋ねることで、具体的な成功の要因や方法を学ぶことができます。
「その成功を達成するためにどのようなアプローチをとりましたか?」、「その成果を得るまでにどのくらい(How much)の時間がかかりましたか?」といった質問が可能です。
これらの質問術を活用することで、相手の話に深く対話を介して関わることができ、より豊かで有意義なコミュニケーションが可能となります。
5W2Hを用いた質問術は、対話の質を高め、相手との理解を深める強力なツールです。
まとめ
質問力を磨くための5W2Hは、日常の会話からビジネスシーンまで幅広く活用可能です。
それぞれの要素がどんな情報を引き出すか理解し、具体的な会話の中で適切に用いることで、対話を深化させ、相手の思考や感情をより深く理解することが可能になります。
5W2Hの原則を実践し、質問上手への道を歩んでみてください。
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