望んでいる結果を引き出し目標を達成するために必要な「ストラテジー」を知っていますか?NLP心理学では望んでいる結果を引き出してくれるにしても、望ましくない結果を引き出したとしても、両者に必要なストラテジーが存在すると言われています。
私たちの日常の結果のほとんどがストラテジーの影響を受けているといっても過言ではないのです。うまくいかないストラテジーを変えるとは具体的にどういうものなのか?説明していきます。
1、ストラテジーとは
ストラテジーとはビジネスの分野などでは「戦略」の意味合いを持つ言葉です。何をどの手順で進めていくのかを決めた手順のようなものです。やることは同じことでも、順番が違ってしまうと結果も世界感にも大きな影響を与えるというものです。
もしこれが逆の立場になれば規模以上のパフォーマンスになるとも考えられますね。NLP心理学のストラテジーは、結果を生み出す為に必要なVAK(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)の順番のことを指します。人間はこの五感を通して情報を処理しながら、自分以外の人間とのコミュニケーションを取っています。
NLP心理学ではさらに3つに分類し視覚・聴覚・身体感覚としています。この順番こそが人間のやる気や行動を促しているものになるのです。人間の行動は日々の生活の中でパターン化されています。
例えば朝起きてすぐに歯磨きをして顔を洗って、着替えて、荷物を持って電車に乗るといったように決まった流れがあります。こういった流れが決まっているからこそ、余計なことを考えることなく日々の生活を送れます。ただし、パターンから外れる行動は苦手になってしまうことが多いのです。
望ましい手順で五感を感じていないと、思い描くような結果に繋がりません。好ましい結果になっていないときは、五感が正常に働いていない可能性があります。五感の配列を自分で理解できていることはもちろん、希望とする結果の為の順序に変えていかなくてはいけないのです。この変えていく手順こそがストラテジーのポイントです。
2、ストラテジーの順序を変えるにはどうしたらいい?
今起きている状況が、あなたが望んでいるものでなければ順番を変えていかなくてはいけません。とはいえどうやって順番を変えていけばいいのかを見出すのは難しいものです。もしストラテジーを考えるのであれば、すでに目標を達成している人を見つけて話を聞き、理想としている結果の為にはどうしたらいいのかを順番を聞いていきます。
もしモデルとする人がいないのであれば、自分の過去の成功体験も活かすことができます。どうしたら成功していたのかがわかれば、その手順に戻していけばいいだけの話ですよね。モデルにしても、自分の過去の経験でも、やりやすい方法を選んでくださいね。
今行っている行動の順番をまずは観察してみることが大切です。その順番を観察しておき、順番を見直してみると自ずと答えが出てくるはずですよ。
ストラテジーの変え方は以下の通りです。
例えば家の中が散らかっているときは、どんなストラテジーが起きているのでしょうか。
- 散らかっている部屋の状態に気付く
- 片付けるのが面倒だな~…と思う
- 掃除するのは明日以降でいいかなと後回しにしてしまう
本来好ましいストラテジーは以下のものです。
- 散らかっている部屋の状態に気付く
- 掃除したあとの部屋のイメージを想像する
- きれいな部屋のなかで過ごす気持ちよさを感じる
- よし、部屋の掃除をしようと思い行動できる
ストラテジーで大切なのは掃除をしたあとの心地よさや快適さを思い浮かべて、掃除ができるということです。結果がイメージできれば行動に移しやすくなりますしやる気にも繋がります。イメージできないとどんなにやらなくてはいけないことでも取りかかれなくなります。
3、ストラテジーで相手の考えや行動を変える
ストラテジーは自分の考えや行動を変えるだけでなく、相手の考えや行動を変えることもできます。例えば相手が「緊張してうまく話せないかもしれません」と言ったとします。「いつも緊張してしまいますか?」と相手に問います。そこで「時と場合によって緊張します」と言った場合、「それは本当に緊張しているのでしょうか?」と聞いてみてください。
その気持事態が勝手な思い込みかもしれず、自分で選択肢を減らしてしまっているだけかもしれません。誰かと話す→緊張する→うまく話せない→後悔するの流れを変えていかなくてはいけません。
どうして緊張していると思うのか?例えば「声がふるえてうまく話せない」とすればこれこそがストラテジーですね。気付かせて変えてあげることも大切なことです。
4、まとめ
ストラテジーは望んでいる結果を引き出して目標を達成する為にも取り入れるべき手法です。自分だけでなく相手を変えることもできますし、思い通りにいかず悩んでいることがあれば、ストラテジーで理想とする結果をイメージしてくださいね。