仕事や勉強…”やる気"が見つからないときにお読みください

そもそも、やる気って何だろう?

よく「やる気を出せ」とか言われたり、「やる気がでないな~」と自分で呟いたりするときがある。しかし、実はこの「やる気」について、意外にあやふやなものとして取り扱ってはいないだろうか。そこで、「やる気」=モチベーションについて、少し考えてみることにした。

そもそも、やる気って何だろう?

やる気というのは、目標に対する動機づけが高く、がんばろうと自然と湧き出る気持ちのことだ。そんなこと知ってる、と・・・お叱りを受けてしまいそうだが、もう一度お伝えすると、「目標」や「目的」があるということが前提になるのだ。そして、目標に向かうときのあなたの状態こそが”やる気”の正体だ。

やる気がでない、やる気がない・・・その理由はたくさんある。
自覚している場合もあるし、そうでない場合もある。
やる気がでない理由として・・・

  • その目標が自分の目指す目標と何か違和感を感じる
  • 達成するべき目標をやりたくない、苦痛を感じる
  • 本当はやりたくない
  • 面倒くさい、かったるい
  • なんで俺がこんなことやらなきゃいけないんだ
  • なんで俺なりにやっているつもりなのに、ボロクソ文句言われなきゃいけないんだ
  • 目標や目的が実はない

などなど、他にもたくさんある。

「最近、うちの子供がやる気なくて困っているんです」

このような質問をたまに受けるが、私は、質問を返す。

「どういう目標に対してのやる気ですか?」 って。

まず、お子さんがどういう目的に対してしょんぼりしているのかを確認する必要がある。もしかすると子供は、「友達と学校で楽しく遊ぶ」という目的になっているかもしれない。とすると、この場合のやる気がないというのは、この目的のどこかがうまくいっていないということになる。

また、それが学校での勉強やテストの成績なら、子供がその目標に同意しているのかどうか、もしくは、その目標自体が子供ではなく、ご両親の勝手な目標になっていないか、ということを見つめる必要がある。

まずは、目標、目的は何かを確認することから始める必要がある。
それがないのであれば、子供と一緒にできるだけ同じ目線に立って考えてあげてください。

やる気にも法則がある?

「やる気」にも法則がある?!

さてさて、やる気がでない、集中力が続かない・・・これは、私の持病でもある^^
何か目的をもって続けていてもやる気がでない場合、まず考えられるのは、嫌々やっている場合だ。

生産性の法則 というのがあります。

自分で納得して行動しているときは普段よりも1.6倍も効率がよくなるという法則です。

やる気=モチベーションも連動しています。

さらに・・・
自分の意志で、率先して、自発的に行動を始めた場合は、2.56倍も効率がよくなる。

やる気=モチベーションを当然のことながら、ますますアップすることになる。どういう場合に自発性がますかというと、自分の好きなことをやる場合。例えば、趣味など、好きな仕事をしているときなどがそれにあたる。

また、切羽詰った度合が高い場合も同じように別のやる気が現れる。
自分が最も大切にしているものを取り返すため、生死にかかわる場合など・・・こういう場合もそれに当てはまるのかもしれない。まさに逆境に陥ったヒーローがそれにあたる。

「やる気」に一番影響を与えるものとは?!

では、今、好きなことをやっているわけではない、でも仕事だからやらなければいけない、とはいえ命がかかっているわけではない・・・こんな場合はどうすればいいのか?

それは、自分の自発性を上げるために、自分を納得させる努力をすることです。理屈でも納得してもいいし、観じるまま行動してもいい、どちらでもいいから自分に対して向き合きあって、追究していくことが必要です。

その根底に必要なものは、自分にとって必要なことが起きている、ということ。

  • なぜこのような環境で仕事をする必要があるのだろうか?
  • 自分は何をこの環境で学ばなければいけないのか?
  • どのような深い意味があるのだろうか?
  • 自分にとって良いことも、都合が悪いことも 自分の中の何がそれらを引き寄せているのだろうか?

こういう本質的な問いを持つことで、自分を納得する答えを追究していく。
そうやって自分の中にあるマイナスなもの…

  • 不平不満
  • 愚痴
  • 文句
  • 悪口
  • 泣き言

このような負の想い自分自身で向き合い、一つずつ潰しながら消化していくことで、今の自分が置かれた立場を受け入れることができるようになっていくでしょう。
でも、こんな面倒な作業が、人間にとって必要なのでしょうか?
それは誰にもわかりません。
“本質的な”やる気をあげる”終わりのない”一つの方法だと思います。