自分のマイナス部分を相手に伝えることは、ビジネスシーンにおいて避けては通れない場面があります。
しかし、その方法が分からず、どう伝えたらいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、デメリットを上手に相手に伝える方法について解説していきます。
1、デメリットを伝えることの重要性
自分自身や自社の強みをアピールすることは、ビジネスにおいて重要なことです。
それだけでなく、自分の弱みやマイナス面を相手に伝えることも、同じくらい重要なことです。
自分のマイナス部分を隠そうとする姿勢は、逆に相手に不信感や不安を与えてしまいますから、率直に自分のデメリットを伝えることは、相手に信頼感を与えます。
また、デメリットを伝えるタイミングも重要です。
人は話しの途中より、最初と最後の話しを覚える傾向がありますから、デメリットがある場合には、そのことを先に伝えることがとても有効です。
デメリットを伝える際には、メリット⇒デメリット⇒メリットの順で伝えます。
例えば、自己紹介の際には、
- 「私は、20年間、一度も休まずに製造業の仕事に従事してきました(メリット)」
- 「ですが、少し頭が固く融通が利かない部分があります(デメリット)」
- 「そんな部分もありますが、私の制作した機械が外国から受注された実績もあります(メリット)」
というように、デメリットを伝えつつ、メリットもアピールすることで、デメリットを相対化し、プラスのイメージを残すことができます。
デメリットを伝えた後は、その解決策や対策を提案することで、相手にとってもメリットがある解決策や対策を提案し、協力的な態度を示すことができます。
まとめ
ビジネスシーンにおいて、自分のデメリットを上手に相手に伝えることはとても重要です。
しかし、デメリットを伝えることで相手に悪い印象を与えることもあるため、伝え方には注意が必要です。
本記事で解説した、メリット・デメリット・メリットの順で伝える方法を活用して、自己紹介やビジネスプレゼンテーションなどで上手にデメリットを伝え、相手に信頼感を与えるようにしましょう。