私たちの会話の中には魅力的な要素がたくさん詰まっています。
その中でも注意が必要なのが「自慢話」です。
本人にはその気がなくても、皮肉なことに、ご自分の成功体験しかでてこないような会話は、次第に心地がよいものではなくなってきてしまいます。
理由の一つは、多くの人は他人に伝えられるような成功体験がない、と勝手に思い込んでいたり、会話の相手が謙虚さを欠いているように見えてしまうと、謙虚さが大好きな日本人は特に引いてしまうからです。
結果として他人に反感を買うことが多いです。
では何を語ればいいのでしょうか?
本記事では、自慢話よりも聞く人に共感や安心感を与えるための方法をお伝えいたします。
自慢話よりも失敗談を
話が面白くない人の特徴に「自慢話が多い」というのがあります。
本人は得意気に話していますが、俺ってすごいだろう感を振りまいているだけですので嫌われてしまいます。
その反対に、人が一番聞きたいと思う話は「失敗談」です。
自慢話と失敗談、これらが与える感情の影響は大きく異なります。自慢話は話者のスキルや成果を強調しますが、これが逆に聞き手を窮屈に感じさせることがあります。
対照的に、失敗談は話者の脆弱性をさらけ出すことで、聞き手に「この人も人間だ」「失敗するのは自分だけじゃない」という安心感を与え、共感を呼びます。だからこそ、失敗談は自慢話よりも人間関係を深める強力なツールとなるのです。
- 「この人でも挫折するんだ」
- 「失敗していいんだ」
- 「うまくいかないのは私だけじゃないんだ」
このような気持ちにさせてくれるので、共感し、安心もします。
人生の中で、物事がうまく進まなかったり挫折しない人なんて、この世に存在しません。失敗や挫折、それをどのように乗り越えたのか…これがいつの時代も人の心を動かすようです。
このように、自分のマイナス面すら自己開示できる人は、周りから信頼されていきます。
逆に、こんな辛い経験をしてきたこの人を応援しよう!と思ってくれる人もでてくるでしょう。
もう一つは、芸人さんのように、失敗談をネタにして面白い話をしているとさらに尊敬されます。
それは、自分の失敗をもはや昇華しているように見えるからです。
「そんな失敗をしてきたの!よく乗り越えたね!!自分にはできないよ!」
こんな会話をしたことはありませんか?
失敗からの学びを強調する: 失敗談の中で得た学びや経験を強調し、それがどのように自身の成長につながったかを語ることで、ポジティブな印象を与えます。
失敗談をネタにできることは、ある意味、悟りの一つではないかと思いますよね。
あなたもちょっとした失敗談を伝えるだけで相手はあなたに対して安心、共感し、心を開いてくれます。
まさに幸せのコミュニケーション法ですね!
まとめ
会話の中で自慢話よりも失敗談を上手に使うことで、人々との繋がりを深めることができます。
自分の過ちや挫折を率直に語ることで、他人からの共感や安心感を得られ、対人関係がより豊かになるでしょう。
適切な手法を用いて、失敗談を魅力的に話すことは、素晴らしいコミュニケーションの一部となります。
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