大自然の法則で、人間に関係深いものは次の通りです。
調和 絶対愛 共生 因果律 循環 進化
循環の法則について
自然界では、役目を果たして消え去ってしまうものはありません。姿、形、性質、作用を変化させつつ循環していますが、基本の物質の原子が消滅することはありません。
これを物質の質量不変の法則といいます。また、エネルギー不滅の法則があり、エネルギーもなくなることはありません。般若心経では「不生不滅」「不増不減」といっています。
自然は摂理という動作で、万生を生かしています。
動物と植物は炭酸ガスと酸素をつくり、相手に与えて有限の空気を循環させることによって、無限に活用しています。地上や海の水は水蒸気となって大空へ昇り、雲となって風の力で陸地の奥深く運ばれ、雨となって地上へ降り、川となって海へ帰ります。
この循環によって、動物、植物などすべてのものを生かしています。海中や水中では、バクテリアやプランクトンを育て、プランクトンを餌として、小魚が成長し、小魚は大中魚の食糧となります。大魚は死して分解し、バクテリアの養分となります。これが食物連鎖と称する厳粛な生命の循環です。
私たちの肉体は、大地のミネラルと大地から生まれた植物によってつくられています。米、麦、野菜や草食動物の牛などは大地から生まれたものです。
すべての動物は死ぬと土にかえり、肥料となって植物を養います。一切のものは大地より発して大地へかえります。これにより、万物は同根であります。
<企業の生産性>
企業経営とは金と物を循環させるシステムであります。生産性の根本は循環の速度です。循環の速いことを生産性が高いといいます。企業の利益は、循環の速度に正比例します。
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この記事は、今から20年以上前に、無料配布されていた小冊子「心のマネジメント 大自然の法則と経営理念 中川昌蔵 著」の本文中から抜粋してお伝えさせていただいております。現在は、書籍「不運より脱出する 運命の法則」として販売されておりますので、興味がある方はアマゾン等からご確認ください。
故)中川先生は、大阪で二部上場された家電販売会社の社長でしたが、原因不明の病気で死を目前にしたとき、本来の使命を思い出され、自分の中に入ってくるメッセージをまとめたそうです。その際、二つの約束をしたそうです。「組織を作らないこと」「金儲けをしないこと」でした。