相手に対して反対意見を伝えることは、コミュニケーション上どうしても必要です。
しかし、「でも」「しかし」などの言葉を使って反対意見を伝えると、相手は不快な気持ちになることがあります。
この記事では、「でも」「しかし」以外の代替表現や言い回しを活用することで、相手に対して嫌われずに反対意見を伝える方法についてご紹介いたします。
相手に嫌われない反対意見の伝え方
①「でも」や「しかし」という言葉
相手が言ったことに対して反対意見を伝えるとき、私たちが一番よく使う言葉は何だと思いますか?
それは、「でも」や「しかし」という言葉です。
あなたが何かを話し終わると同時に、「でも、私はね…」と反対意見を言われたら、多くの人は不快な気分になります。
それは、「でも」や「しかし」という逆説的な接続詞がこの接続詞の前にお話しした内容をすべて否定してしまっているからなのです。
自分が相手に伝えた後に、相手から「でもね、〇〇〇だから」など、言われてしまうと、心の中で「ああ、自分の話を受け入れてくれないな」と感じてしまいます。
自分の話を全否定されると、嫌な気持ちになったり、不快になりますよね。
この接続詞がやっかいなのは、とても使いやすい言葉なので、だれでも無意識に使ってしまっているということです。
仕事では、上司が部下に対してこの「でも、しかし」を無意識に頻繁に使ってしまったり、家庭でも、親が子に対して同じように使ったりし続けていると、相手はどう感じているでしょうか?
想像がつきますよね?
そのうちうっぷんが溜まっていってどこかで爆発したり、反抗期に繋がったりしますので、一度、自分の言葉を見つめてみるというのも必要かもしれませんね。
② 「でも、しかし」の代わりに使う言葉
このように、自分の意見が採用されないばかりか、全否定をされてしまうととても嫌な気持ちになりますので、反対意見を言うときほど、「でも、しかし」という接続詞を使わないようにしてください。
では、どのような言い回しにすればいいのでしょううか?
それは、相手の意見に対しても一定の理解を示し、自分の意見を追加する形で伝えることが大切なのです。
例えば、
- 「そうなんですね。その意見とは少し違うのですが…」
- 「話を聞いて、◯◯の部分が少し気になりました…」
など、その場面に応じて言い方は変わりますが、相手の意見を受け止めつつ、自分の考えを慎重に伝える言い方が効果的です。
「でも」以外の言葉を使って話を切り出すことで、気持ち良い会話を続けることができますから、少し意識してみてくださいね。
相手を嫌われない反対意見の伝え方は、全否定を避け、相手の意見を尊重しつつも自分の意見を表現するバランスを大切にすることです。
まとめ
相手に嫌われずに反対意見を伝えるためには、言葉の選び方と表現方法が重要です。
「でも、しかし」という言葉は、結果的に相手の話しを全否定する接続詞になりますから使用を避けて、代わりに適切な言い回しを活用するようにしましょう。
相手の意見を否定せずに、自分の立場を表現すること、相手に嫌われずに反対意見を伝えることで、より建設的な議論や意見交換ができるでしょう。
ぜひ、これらのアプローチを意識して、円滑なコミュニケーションを実践してください。
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