優秀な社員・仕事ができる人に見られる7つの特徴 Ver2

仕事術

「あの人は仕事ができる」「優秀だ」と周囲から認められる人には、共通する思考と行動のパターンがあります。

しかし、そもそも「優秀」という定義は曖昧なものです。会社によって求められるスキルは異なりますし、本人が「優秀でありたい(貢献したい)」と思っているのか、単に「優秀に見られたい(認められたい)」だけなのかによっても、結果は大きく変わります。

ここでは、心理テストの結果やカウンセリングの現場で、自他共に優秀だと認められている人たちを分析して見えてきた「7つの共通点」を解説します。これらは、明日からあなたの働き方に取り入れられる具体的なエッセンスです。

自分で自分のことを優秀と意識していても(自己認知)、周りが優秀だと思っているかどうか(他者認知)は違います。それでも一人でも多くの人が、優秀というあいまいな定義の壁を破って、自他共に認められるために参考にしていただければ幸いです。

1. 仕事で必要な 「重要業務」 と 「成果」 の関係を把握している

優秀な社員は、会社から自分のポジションに何を求められているのか、果たすべき使命を常に自覚しています。彼らはただ指示を待つのではなく、自ら「どの業務が最も効果的か」を追求します。

ここで重要なのが「パレートの法則(80:20の法則)」の活用です。 仕事には山ほどタスクがありますが、実は「成果の8割は、全業務の中のわずか2割の重要業務から生まれる」といわれています。ここで大切なのは、ただの業務ではなく「重要な業務」を把握しているということです。

  • 普通の人の働き方: 上司に怒られないよう、目の前のタスクを順番に処理する。
  • 優秀な人の働き方: 成果に直結する「2割の重要業務」を見極め、そこにエネルギーを集中させる。

例えば営業職であれば、単純な訪問件数だけを追うのではなく、「見込み客の真の悩みを聞き出す力」や「成約後のアフターフォロー」が数字の8割を作っていると分析し、そのプロセスを徹底的に磨き上げます。

会社にきて、やることなすことは山のようにあると思います。朝礼、打ち合わせ、後片付け、報連相、あいさつ回り、企画作りなどなど 。それを効率よく捌いていかないといけませんが、そのポジションで成果を上げないといけない最も大切な業務を把握しておかないと優先順位は立てられません。

明日から使えるアクション: 今日やっている業務をリストアップし、「成果の8割を作っているのはどの2割か?」を自分に問いかけてみてください。その2割の業務に、一日の最も集中できる時間を割り当てましょう。

2. 問題解決能力の高さは「自問自答」という質問力

「よく考えろ」と言われても、具体的にどうすればいいか迷うことはありませんか? 優秀な人にとって「考える」とは、脳内での「自問自答(質の高い質問)」を意味します。

問題が起きたとき、彼らは「どうしよう、怒られる」「なぜこんなことになったんだ」という後ろ向きな質問はしません。答えを導き出すために、次のような「解決のための質問」を自分に投げかけています。

  • 「この問題の本当の本質(原因)はどこにあるのか?」
  • 「この問題を解決した際、顧客や取引先にとって最も幸せなゴールは何だろう?」
  • 「もっとベストな方法は他にないだろうか?」

脳は質問されると、無意識にその答えを探し始めます。質の高い質問が、質の高いアイデアを引き出すのです。どれだけ質の良い質問を行えるのかという質問力で決まります。それが、問題解決能力の高さに繋がってくるようです。

優秀な方たちは、解決するための「方程式」をたくさんもっていて、自分独自の方程式に照らし合わせて処理しています。自分にあった問題や課題を的確に処理する方程式=自分ルールを構築しているのです。

明日から使えるアクション: 困ったことが起きたら、ノートに「この問題を乗り越えることで得られるメリットは何だろう?」と書き出してみてください。質問を変えるだけで、脳が勝手に解決策をサーチし始めます。

3. 理不尽なことを「提案」に変えるか? それとも「愚痴」にするか?

仕事をしていると、理不尽な要求やトラブルは避けられません。ここで優秀な人とそうでない人の道が分かれます。

  • 愚痴で終わる人: 同僚と酒の力を借りて、悪口や泣き言を言ってストレスを発散して終わり。状況は何も変わりません。

  • 提案に変える人: 課題の本質を見極め、「どうすればこの状況が良くなるか」という解決策を、上司やチームに「提案」という形で伝えます。

優秀な人の提案は、自分だけでなく会社や顧客にとってもメリットがある「Win-Win」の形を目指しています。彼らは、理不尽な出来事すら「自分を成長させるための材料」として活用するマインドセット(自分の方程式)を持っています。

理不尽なことであっても、自分にとって何か必ず意味があると捉えようとするかどうかは、人間性や精神性を高めていく上で、非常に重要な要素だと思います。そのためにも、心を支える信条や理屈=自分の方程式を日頃から蓄積しておくことです。

明日から使えるアクション: 愚痴を言いたくなったら、一度深呼吸して「これを改善するための提案を一つ作るとしたら?」と考えてみてください。不満は、新しい仕組みを作るための最大のヒントになります。

4. 自信とは「自分の真の強み」を知り活用すること。そこに「謙虚さ」を添える

優秀な人は、自分の長所や強みをよく理解しています。心理テストの結果を見ても、彼らは「自分の考えは正しい」「強みを活かせば成果が出る」というポジティブな自己イメージを持っています。

しかし、ただ自信満々なだけではありません。そこに「謙虚さ」というスパイスが加わっているのが最大の特徴です。

「自分はできる」という自信を持ちながらも、「まだ学べる」「相手の意見も尊重する」という柔軟さを忘れません。このバランスが、周囲からの信頼と「この人と一緒に働きたい」と思わせる人間的な魅力を生み出します。

ただし、自分の長所や強みを認識していると、自分が活用できる環境を知ることになりますが、いくら能力が高い人であっても、その能力が発揮できる環境に居なければ、宝の持ち腐れになってしまいます。

例えば、岡本太郎さんは絵を描いてこそであって、サラリーマンとして会計課、営業課に配属されていたら天命を全うできたかどうかはわかりません。 

真の強みとは、他人と違う特別な力だけを指すのではなく、「その人にとっては呼吸と同じように自然にできてしまうものなのに、なぜか他の人からみたらすごいと見られるもの」です。それを「真の強み」とお伝えしています。真の強みは、超能力のような特別な力のことではないのでしょうね。

明日から使えるアクション: 自分の強みを3つ、紙に書いてみてください。それを仕事でどう活かせるか考え、同時に、苦手な分野については「教えてください」と周囲を頼る謙虚さを見せてみましょう。

5. 自分の考えや意見、本当の気持ちを明確に伝えることができる

仕事ができる人は、コミュニケーションにおいて「誠実かつ明確」です。曖昧な表現で濁さず、自分の意見や要望をはっきりと伝えます。これは単にワガママを通すことではなく、円滑な業務遂行のために「期待値のズレ」をなくすための行動です。

あなたの導きだした答えをうまく相手に伝える方法の一つをご紹介します。

  1. まず、現状・事実を伝え
  2. 次に、そのことに対しての自分の気持ちを伝え
  3. 最後に、解決策や要望を伝えます

できるなら、同時に3つの解決策を用意する習慣を持っておくといいでしょう。その解決策に対してメリットとデメリットを明確にし、その中でどれが今一番ベストなのかということを理由をつけてきちんと伝えるようになると…完璧です。

補足1:自分が本当に望んでいることとは?

自分の意志を伝えるためには、まず自分自身が「本当はどうしたいのか?」を知っておく必要があります。目標が不明確なままでは、周囲も協力のしようがありません。

補足2:自分のやりたいことを上司に通させるには?

やりたいことを通すには、上司のメリットを考えることが近道です。「私がやりたいから」ではなく、「これをやることで部署の目標達成にどう貢献できるか」という視点を添えて伝えましょう。

また上司を納得させる方法は、大きく「左脳を揺さぶる」「右脳を揺さぶる」の2つあります。

  • 左脳を揺さぶる方法として、それを行うメリットを伝えて理解させる。
  • 右脳を揺さぶる方法として、「責任は私がとります。だから私にやさせてください!」と 想いをぶつけて、自分の提案に対して自負と責任を持っている覚悟を示す。

明日から使えるアクション: 会議や打ち合わせで、自分の意見を言う前に「今の私の正直な意見は〇〇です」と心の中でつぶやいてみてください。自分の気持ちに素直になることで、言葉に力が宿ります。

6. 人間性を高める努力をしている -投資に値する人との共通点-

ビジネススキル以上に大切なのが、その人の「人間性(器)」です。優秀な人は、目先の利益だけでなく、長期的な信頼関係を築くための自己研鑽を怠りません。

昔、ある投資家に質問をしたことがあります。「優秀な人、これから成功するであろう有能な人を見抜くとき、どのような視点で人間を見ているのですか?」 と。この質問に対する答えが大変明確で、優秀な人の基準として、また人間性を磨く上でとても参考になるのでご紹介させていただきます。

題して「投資に値する優秀な人 26項目」です。ここから↓
——————————————-

  1. セルフイメージが高い人
  2. 将来の大きなビジョンがある人
  3. 向上心が高い人
  4. 決断力がある人
  5. 素直な人
  6. 教えたことを実践する人
  7. 言葉と行動が矛盾していない人
  8. 失敗を隠さない人
  9. 言い訳をしない人
  10. 原因を他人の所為しない人

「投資に値する優秀な人 26項目」すべて見る場合は以下の記事をご覧ください↓

成功者の視点:「投資に値する優秀な人が持つ26項目」
人間とは何のために生きているのか?この問いに真摯に対応しようとする人たちは必ず、人間性を高めようと常に努力をしています。どうなれば、人間性が高められたことになるのかは、人それぞれのその瞬間の答えによって違います。昔、人に投資するビジネスを行...

人間性や精神性を高めるためのヒントにしていただければと思います。

明日から使えるアクション: 誰が見ていなくても、「正しいと思う行動」を一つだけ意識して行ってみてください(挨拶を丁寧にする、ゴミを拾うなど)。その積み重ねが、あなたの発言に説得力を与えます。

7. 人間関係のストレスに弱くないこと

仕事ができる人は、人間関係の悩みに振り回されすぎません。これは感情がないわけではなく、「境界線(バウンダリー)」を引くのが上手いのです。

相手の不機嫌や批判をすべて自分のせいにするのではなく、「それは相手の課題である」と切り分けて考えます。ストレスを感じても、それを引きずらず、早い段階で自分の感情をフラットに戻す方法(リフレッシュやリフレーミング)を身につけています。

心の安定が、高いパフォーマンスを維持するための絶対条件であることを知っているのです。そのために、最低限のコミュニケーション・スキルを身に着けることは必要でしょう。NLP心理学、コーチング、カウンセリング・・・自分に合うと観じられるものであればどれでも結構です。

コミュニケーションのメカニズムを知っておくだけでも、何も知らないで生きる30年後とは大きな差が生まれていると思います。

明日から使えるアクション: 誰かに嫌なことを言われたら、「これは私の問題か? それとも相手の機嫌の問題か?」と一歩引いて考えてみてください。すべてを背負い込まないことが、優秀であり続ける秘訣です。

まとめ

自分が選択して生きている環境は予期せぬことが多々起こります。自分にとって恵まれない環境に出会ったとき、理不尽な出来事が降りかかったとき… 誰の責任にしようとするのかで、その人の度量や器量は決まるようです。

もし相手から罵倒されたり、文句を言われたり、自分にとって理不尽なことをされたとしても、 それは、相手人に対してマイナスのストロークで攻撃しようとする相手側の問題です。

どんな環境に出会ったとしても、相手がどのような対応をしてきたとしても、素直に謙虚に、今、自分のできる最善を尽くすことができれば、それこそが優秀な人の資質ではないかと思います。自分の考え方一つで周りの景色は大きく変わります。

ストレスの8割は人間関係です。コミュニケーション・スキルを上げることで人生は変わります。50近くのスキルを掲載していますので、ぜひご自分に合ったスキルを見つけて実践してみてください↓

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