
自分自身または相手に対して、効果的な変化を作り出すためには…
「無意識」を活用することが必要になります。
しかし、そこには「意識(=顕在的な意識)」という大きな壁が立ちはだかります。
意識の検閲が入らず、直接、無意識に物事の判断を委ねるようになるためには、相手を誘導にしながらトランス(変性意識)状態に導くことがとても重要になってきます。
「意識と無意識」については、こちらの記事もご参考にしてください↓

トランス状態を作るには…
「低い声でゆっくりと声をかける」、「体感覚に意識を向けさせる」、などの方法ががありますが、この記事では、相手に対して、短時間で催眠(トランス状態)を作り出すポイントをお伝えいたします。
相手に対して、短時間で催眠(トランス状態)を作り出すポイント
短時間でトランス状態を作り出すポイントは、混乱を作り出すこと、です
それは、人間は混乱するとトランス状態になるからです。
そして、意識がフリーズした状態になり、意識の壁が壊れやすくなります。
結果として、意識の検閲が入らず、直接、無意識に物事の判断を委ねるようになり、
効果的な変化を作り出しやすくなります。
混乱によるトランス
トランス状態に入りやすくするために、相手の意識を混乱させる方法の例です。
- 返答不可能な質問
- 関係のない質問
今の観点とは全く違った観点の質問をする - 卑猥な質問
本能的なものにつながるという意味で使用 - 従来のパターンを覆す行動
握手するふりをして耳元で囁く、など - モダリティの変更
音を色で見る 色を感覚で感じる - 圧倒的な情報を与える
人は意思で処理できないほどの情報に直面するとトランス状態に陥り焦点を内側に向け無意識にアクセスし情報を処理しようとする。
トランス状態を活用する際の基本的なポイント
トランス状態を活用する際の基本的なポイントは、脱出口を示すということと接続詞の活用、などがあります。
ポイントは望ましい状態に誘導するための方向性を作るということです
- 脱出口を示す
トランス状態に入った場合、何らかの混乱が原因となっている可能性があります。つまり、埋めるのが難しい空白を持ってしまったがために、脳の中の検索機能が意識から無意識に変更されていると考えられます。この状態の時、脳は空白を埋めることを渇望しています。
そして、強く何かを渇望しているとき、人間は判断機能が低下し、自分の問題を解決してくれるものに飛びつこうとする傾向があります。よって、脱出口を示すとその方向に相手が進んでいく可能性が高まります。 - 接続詞の活用
1. そして
2. ~しながら
3. ~だから~なのです - 接続詞の後に相手に望む変化をつなげる
「そして…」を使った表現例:
「あなたは、この文章を読んでいます。そして…自分の生活の変化について考えます。そして…それを考えながら、あなたはリラックスして、眠たくなり、そして…あなたは、その気持ちを感じることができます。その気持ちを感じながら、あなたの生活にあなたが望んでいる変化をもたらし、気がついたらそのリラックスした感覚が深まっていくことを感じることができます。そして…あなたにタバコをやめさせているでしょう。」
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