-重要- 質問力:質問の本質、質問一つで、相手の心を開く、上手に導く

私たちが日々の生活のなかで何気なく使っている質問ですが、その本質について考えたことがありますか。質問にはさまざまなものがあり、たった一つの問いかけ一つで相手の心を開かせ繋げたり、上手に導くことができます。そもそも質問とはどういうものなのかを解説していきたいと思います。

1、ネガティブな質問はマイナスの考えの原因になる

同じような意味合いの言葉でも、質問の内容によって全く違った意味合いを持つ言葉になります。例えば仕事で結果を残したいと頑張ったのにうまくいかず、「どうしてミスしたり失敗したんだろう…」と自分に問いかけるときは、ネガティブな感情が出ているときです。

無意識のうちに言い訳が多くなってしまったり、自分を責めてしまいがちです。なかにはその原因を他者のせいだと考えてしまう人もいます。同じ状況にいるときに「うまくいくためにはどうするべきなのかな?」と質問をした場合は、どうしたらその目標や考えを達成できるのかを焦点にした考え方になります。

カウンセリングやコーチングなど質問をするときに、プロであれば先々のことまで考え導く力が必要になります。

同じ状況にいる人でも質問の内容によって、生き方や存在感にも違いが出ます。質問している内容が違えば答えも違うというのが人間で、質問の仕方によって自分自身の可能性を狭めてしまっている可能性だってあるのです。

脳にいい刺激を与えるのであれば、自分の本心を分析し本当に求めていること願いや希望に耳を傾けること、できるだけネガティブな内容にならないような質のいい質問を積み重ねていくことで人生に影響を与えてくれます。

2、質問をする側がその場を支配する理由

あなたはいつも質問をする側ですか?それとも質問をされる側でしょうか。もしその場を支配したいのであれば、質問する側に回ることが大切です。カウンセリングを行うときを思い浮かべてみてください。カウンセラーと相談者の立場は常に一定のものだと思いませんか。

カウンセラーは常に強い立場にいるのですが、それは専門的な知識を持っているからでしょうか?経験が豊富でたくさんの相談者と合っているからでしょうか?どれも決して間違えた答えではありません。どうしてカウンセラーのほうが相談者よりも立場が強いのかというと、「質問する側」にいるからです。

常に質問することによって答えを強制する立場になるので、答える強制力のようなものが発生するのです。無意識のうちに答えるプレッシャーがかかるので、恐怖心のようなものが絶対的な立場を作っているのです。

ただしこれは質問の内容が的確なもので相談者の意図や考えを理解できていないと、質問の答えを受け取ることができません。立場を強くしたいからといってなんでもかんでも質問をしたり不誠実な対応をすれば、誰もあなたの話を聞いてくれなくなります。

また状況によっては質問する側も回答が必要なこともあり、これが信頼関係を築いていきます。

3、質問の手法には2通りある!質問はオープンクエスチョンで

そもそも質問には「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」の2種類があります。それぞれ質問の手法としてもコーチングなどの基本です。簡単に説明していきたいと思います。

1. オープンクエスチョン
日本語では“開いた質問”とも呼ばれています。何か質問をしたときにYES/NOなどの簡単に答えられるものではないもので、相手の話を引き出したいのであればオープンクエスチョンを意識して質問を投げかける必要があります。

回答する側にとっても自由度の高い答えができますし、会話の発展にも繋がります。「週末どこに出かけたの?」とか仕事でなにかうまくいかないときに「今、解決するべき問題にはどんなものがあると思う?」などの質問をする方法です。

回答する側にとっても答えを考えなくてはいけないので問題意識を呼び起こし、自分の意思で会話ができるようになります。

2. クローズドクエスチョン
日本語では“閉じた質問”とも呼ばれています。質問した内容に対して「YES/NO」の短い返事で答えられるような質問です。回答者の答えを非常に狭く限定しているので、会話の幅が広がらず欲しい情報を収集できなくなってしまいます。

何も考えずに返事ができる分、印象にも残りにくい質問です。例えば先程の質問を置き換えてみると「週末は遊びに行ったの?」とか「なにか問題がある?」など、いずれもYES/NOで答えが出てしまいますし、会話を広げようとは思いません。

話をしていても会話が続かない相手は無意識のうちにクローズドクエスチョンになっていることがあります。コーチングやカウンセリングではオープンクエスチョンで相手の考えを引き出すようにしてくださいね。

4、まとめ

質問を通して相手の心を開いたり会話を広げ、お互いの親密度を高めるなど質問力を身につけることは人間関係を良好に保つ為にも重要なことです。ただし何でも質問すればいいわけではなく、質問の本質を理解して上手に導くことが大切です。