人との交流の基本になる傾聴とは?行動や態度・仕草に隠れる本音

人と人が交流を持つ基本として、相手に対して深いレベルで理解したり、相手の気持ちを汲み取り共感するのは、お互いの関係を築いていくためにも欠かせないことです。人間関係でトラブルを起こしやすい人というのはこれらができてない可能性があります。
これを「傾聴」といいカウンセリングの基本です。

1、人間の基本となる傾聴とは?

傾聴は意識的に行うことによって身についていくものです。コミュニケーション上手は聞き上手などと言われることがありますが、聞き上手な人ほど自然とできています。例えば人間は無意識のうちに他者からの承認欲求を持っています。

肯定的な言葉や態度には自己重要感を満たすことにも繋がります。相手に話を聞いてもらうことで自分は受け入れられていることを認識します。人間は自己重要感が満たされることによって、自発的な行動や変化を生み出すことができるようになるのです。

2、傾聴のポイントは?

例えば傾聴ができている相手には、心を開いて話そうと思うものです。聞き上手な人に対して誰にも話したことのない話や、悩み・コンプレックスなどを話した経験はありませんか。

もちろんつい自分の話をしたくなるものですが、傾聴の基本は一度辛抱してとにかく相手の話を聞くこと。すると、今まであんなに上手くいかなかった人間関係が円滑に進むようになるのです。

特に近年は職場の人材の多様性があり、コミュニケーションの失敗による誤解や勘違いが解消できず、不信感をつのらせてしまうなど、問題が発生しています。傾聴力を高めれば相手の考えや指示内容をより的確に理解できるようになるのです。

3、傾聴を学ぶ!トレーニング方法

傾聴の為のトレーニング方法として、“態度”と“しぐさ”に注意する必要があります。しっかりと話しを聴く意思があるのを自分の身を持って相手に提示する必要があるのです。傾聴するときは相手に体を傾けて、目を見て話を聞きます。

少し前のめりになって話を聞くと、興味を持っているようにも見えるのです。また、話を聞いているときに何度も時計を見たり、腕組をしてると相手に対して警戒や拒絶を表してしまい、お互いの間に壁ができてしまいます。
できるだけ柔らかい口調や表情、態度を意識するようにしてくださいね。

4、まとめ

人との交流の基本について説明しましたが、カウンセリングでも使われる傾聴は絶対に身に付けておきたいスキルです。人間関係のトラブルを未然に防いだりもっと深い話も楽しめるようになるので、自然と距離が縮まりコミュニケーション力がUPするはずです。