事例 :個人向けカウンセリング<その3>

個人向けで過去に対応した事例を問題・課題と解決に向けた方向性や実際に解決したものなどの概要を簡潔にお伝えさせていただきます。

個人向けカウンセリング<その3>

|事例7|言うこと、考えること、やることに対して自信がなく、自己主張もできず、他人に合わせてばかりいます。やりたいことができず、自己表現もできていないので嫌になります。こんな自分を責めて苦しくなる。

相談内容:【相談者:派遣社員・事務職 30代 女性】
「自信がない」ことが気になっているとのことでした。例えば、言うこと、考えること、やることに対して自信がなく、自己主張もできず、他人に合わせてばかりいる。また、やりたいことができず、相手に伝えるのも下手、自己表現もできていない、との自己評価です。そして、他人から相談者様を見ると、わかりにくい人間で、仕事上でも認められずに、キャリアを築く上で妨げになっていると感じているようで、そのような自分自身が嫌になって、いつも自分を責めて苦しくなる。少しでも改善できればということでした。

解決のヒント:
心理テストから、人との関わりや責任を回避する傾向が 強くなっていること、物事を突き詰めて考えいつまでも気になり他の事に集中できなかったり、本当の気持ちを出さずに溜める傾向がとても強いことが見えてきました。たしかに自分を素直に表現することが苦手なようです。ただし、よくしゃべることがそのまま素直な表現をされているとはいえません。そこに本音や伝えたいことが含まれているかどうかが重要なことだと思います。
相手に要望を伝える場合、自分が相手に何をして欲しいのか、何をしてもらったら自分は満足するのだろうか、ということを自分の中で見つけられていることが伝えるための条件です。
このことができていて初めて、相手に事実を伝え、自分の気持ちを伝えた上で、要望を伝えられるのです。あとは、少しの勇気をもって、決心して行動の繰り返しで、伝えることは少しずつうまくなっていきます。
自信がないということは、つまり、問題・課題が発生したときに、対応の仕方が今いちわからないという場合が多いと思います。それと自分の意見が否定や反対されたらどうしようという恐れ、この二つがメインです。ですから解決方法を、インターネットや書籍から、人から聞いたりして、インプットをたくさんしていき、自分に合ったような方法を、やはり少しの勇気をもって、決心行動を繰り返していくことです。

また、相手に伝えるのが苦手でも、ご自分に起こったできごとを良いことも悪いことも咀嚼して、その出来事が起きた意味を考えたり、感じたりしながら、反省したり自分なりに改善したりするというクセができればと思います。そうすることで、ストレスをある程度コントロールができるようになります。
例えば、自分にとって都合の良いことが起きた場合は、すべて受け入れるでしょうが、自分にとって都合の悪いと思えることや理不尽なことが起きたときに、どのような消化の仕方をされているのか、です。陰で愚痴る人もいるでしょうし、相手に直接文句をいう人もいるでしょう。言い合いになるかもしれませね。自分の方が正しい、という自我が顔をだしながらになりますが。ただし、相手に言い返す内容が、中和する働きがあればあるほど、品格が高い人だといえるでしょう。長い時間をかけて、そのような状態になるのが理想でもあります。
まずは、ご自分の周りで起きている出来事をできる限りご自身の中で少しずつ消化していくことからスタートしました。

毎日、あることを3つ見つけて記録する感謝のワークや、会話の中からでてくる直観的なものを決心して行動する、この繰り返しを基本としました。第三者から見て自分はどう見えるのか、何か伝えたいことがあるとすればそれは何かを導き出すポジションチェンジ、本音で語るクセをつけるためのシンク&リッスンというワークを中心に行いました。

|事例6|別の心理テストで自己分析した結果、自己否定がかなり強く、他者肯定や他者否定も強い傾向がでていて、あてはまる部分も多かった。どうすれば自己肯定しながら他者も肯定できる自分になれるのか知りたい。

相談内容:【相談者:会社員 30代 男性】

相談者様は、以前、別の心理テストで自己分析したとのことで、結果、自己否定がかなり強く、他者肯定や他者否定も強い傾向がでていて、あてはまる部分も多かったそうです。つまり、自分の短所の方に強く目が行きやすいので、他人を責めるよりも自虐になってしまいがちです。同様に、他人を素直に受け入れることができないケースも多々ある、ということなのでしょう。この方の言葉でいうと、どうすれば自己肯定しながら他者も肯定できる自分になれるのか知りたい、というご相談でした。

解決のヒント:
まず、ご自分の状態を俯瞰して受け止めようとしているということは素晴らしいと思います。
自分の短所の方に強く目が行きやすくなると、自分に自信がない方が多くいらっしゃいます。ポジティブと言われている方は、短所があまり気にならない方ですので、長所に目がいくわけですから、意外とナルティストと紙一重かもしれません。
カウンセリングを行う際に、当研究所の12の基本前提をお読みいただいています。この基本前提は、NLP心理学の創始者たちが、世界中の天才たちをモデリングしていく中で、彼らが大切にしている価値観などをまとめたものもあります。例えば、その中の一つに、「あなたが相手から受け取った反応が、あなたのコミュニケーションの成果である」という言葉がありますが、相手がどうであれ、こちらの交流の仕方一つで、相手からの対応は変わるということです。つまり、こちら側の対応が最も重要ですよ、ということを伝えてくれています。
その基本前提を使ったリフレームという質問があります。
「あなたが相手から受け取った反応が、あなたのコミュニケーションの成果である・・・だとしたら、今のあなたはどのような交流をしていますか? そうしているのはどういった理由からだと思いますか?」
例えば、
あなたにとってどうなった状態になれば、自己肯定したということになるのか?
あなたにとってどうなった状態になれば、他者肯定したということになるのか?
このような問いに対する答えの中から、自分で腑に落ちら答えを選択して、現実社会で実行していただく。後日、それに対してのフィードバックをいただき改善していく。この繰り返しを基本にしてカウンセリングなどを行いました。

|事例5|職場での人間関係と仕事への取組み姿勢をよりよくし、楽になるようにしていきたいと思います。

相談内容:【相談者:医師・公務員 40代 女性】
人間関係がそれほど苦手ではないが、得意な方でもない…という方で、実は、このように感じられている方はとても多いのではないでしょうか。
当然ながら会話は普通にできる、でも、嫌だな思うことがあっても、気を使って黙っている、あまり本音を伝えることが苦手、うまく断ることができずに背負い込んでしまう。仕事自体はやりがいを感じているが、結局のところ、仕事をするということは、同時に人間関係の間で行うので、コミュニケーションでのストレスを抱えながら、何十年も行ってきたということです。この相談者様の「楽になるように」とはもっと心地よい、ストレスを感じないようなコミュニケーション・スキルを身につけたいということでした。

解決のヒント:
相手に指示することが苦手で、ご自身で伝えている言葉が嫌な思いをさせているのでは、という相手に対する過剰な気遣いがありました。裏を返せば、相手から嫌われることへの不安や恐れが根底にあるということなのです。また、いい人に見られたいという無意識の願望も根底にあります。言い方に語弊があるのですが、自己保身の一つとも言えます。
仕事の場合は、何が一番優先度が高いのでしょうか? 
人間関係でしょうか、それとも相手に嫌われないようにすることでしょうか。
仕事の場合は、ポジションによってももちろん違いますが、その方に与えられた重要な業務を遂行して、何かしらの成果をだすことです。業務を円滑に回すために、コミュニケーション力は潤滑油として役に立ちます。そこに信頼関係が構築されると生産性が上がります。ですからコミュニケーション力を鍛錬していく方がいいのです。この方の課題はこのベーシックであり、多くの人があまり重要視していない大切なことでした。どうすれば信頼関係が築けたことになるのか、どうすれば相手にきちんと受け取られる伝え方になあるのか、どうすればその場をご自分なりにコントロールできるのかを、知識として知ることで、少しずつ改善していくことができるようになるでしょう。
相談者様はお医者様ですので、どちらかと言えば、指示をする側の方になると思います。身につけていると役に立つすきるとしては、基本でもあります「傾聴する」「素直に伝える方法」ともう一つは「質問をして主導権をとる」ということです。楽しく自分の役割をこなすようになるようにヒントの一つをお伝えさせていただきました。

カウンセリングにおける私たちの考え方・12の基本前提 

どのようなカウンセラー、コーチ、コンサルタントにせよ、その方なりに学んでこられたメソッドというものがあります。ただ聴くということに徹する方、アドバイスを伝える方、クライアントにどのように関わろうとするかは、いくら流派があっても、ご自身の人生の中でどのような体験をされてきたのかで、自然と言動に滲みでてくるものです。
カウンセリングに関する基本前提は、当研究所の代表の現在の時点で大切にしている価値観になります。そのことを事前に知った上で、カウンセリングに望んで欲しいという想いから、事前に周知しております。

  1. あなたが相手から受け取った反応が、あなたのコミュニケーションの成果である。
  2. 心と身体はひとつの有機的システムである。
  3. 何も選択しないよりも何かを選択したほうが良い。
  4. 失敗という概念はない。フィードバックがあるだけ。全ての結果は何らかの達成である。ただ、あなたが望んでいたものであるか、そうでないかが違うだけ。
  5. 「問題」「制限」とは、ひとつの「機会」である。
  6. 全ての行動には肯定的な意図がある。そして、全ての行動には役立つ場面がある。
  7. 両親(育ての親を含む)の人格、考え方のクセ、価値観などを含め、良くも悪くも、強い影響を受けて、今のあなたという人格に肉付けされている。今生で学ぶための条件として、それらに向き合うことが、どう生きていくのかのテーマやヒントになっている。
    参考:私たちが、親から無意識に引き継いでいるもの
  8. 子供は、両親を成長させるために、無意識に良い子か悪い子になって、本質的なカウンセラーの役割を行っている。また仮定としてだが、あなた自身が自ら両親を選択して生まれてきている。
  9. 人生のすべてに意味があるとすれば、責任はすべて自分にあることになる。あなたの回りで起こることは、すべて自分が引き寄せ、同調して起きている。
  10. 私たちは、人間が作ったルールの中で生きようと必死になっているが、人間以外の生命は、自然の仕組み、自然界のルールの中で、循環、共生して、調和のとれた状態になっている。
  11. 「感謝」の反対は「当たり前」。何か一つ問題があったとき、それはあなたの感謝のなさを教えている。他の人に感謝し、最後にその問題に感謝できたとき完了する。感謝をしないで生きると厳しい試練に合うようにできている。
  12. 0.1%の悩みに対して99%の奇跡の中で私たちは暮らしている。

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